「季節の暮らし」Vol.3

乾燥対策で冬の暮らしを快適に
あなたの家庭に合った加湿器を選ぼう

連日寒い日が続いていますが、暖房をフル稼働させると空気の乾燥が気になりませんか?空気の乾燥を放っておくと、思わぬ身体の不調を招いてしまうかもしれません。
そこでエアコンの暖房と併用したいのが、加湿器です。しかし加湿器にも色々なタイプがあって、どれを買えばいいのかと迷われる方も多いのではないでしょうか。今回は、加湿器にはどんなタイプがあって、それぞれどんな家庭に向いているのかについて調べてみました。

乾燥による悪影響を避けるための適性湿度とは

最近はエアコンで暖房をする家庭が増えていますが、一般的にエアコンには加湿機能が付いていないため、空気が暖められることにより相対湿度が下がってしまいます(温度が上がると空気がとりこめる水分量が増えるため)。その結果、部屋の空気が乾燥してしまいます。
空気が乾燥すると口や鼻の粘膜が乾燥し、身体の防御機能が低下してしまうため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
厚生労働省のサイトでは、インフルエンザ予防に適切な室内の湿度を50%~60%と挙げています。また、生活をするうえで適正な湿度は40%~60%と言われています。例えばこれを湿ったタオル一枚で実現させるのは困難ですので、加湿器の登場となるわけです。

あなたの家庭に合った加湿器のタイプは?

加湿器は大きく、超音波式、加熱式(スチーム式)、気化式(ヒーターレスファン式)に分かれています。それぞれどのような家庭に向いているのか、タイプ別にご紹介します。

寝室や子供部屋など比較的狭い部屋で使うなら
超音波式

一人暮らしの部屋、寝室や子供部屋など、加湿の範囲が比較的狭い場所に向いているのが超音波式の加湿器です。

超音波による振動を水に与えて、霧状に拡散させることで加湿します。気体ではなく細かい水滴を出しているので、加湿されている様子がはっきりわかります。しかしその分、周囲に水分を付着させやすく、広い範囲までは水分が届かないという面もあるので注意が必要です。しかしながら、最近では、これらの弱点を克服して広い範囲で加湿できる製品もあります。

広い部屋を比較的早く加湿したいご家庭に
加熱式(スチーム式)

14畳以上の部屋にも対応し、広い部屋でも使えるのが、加熱式(スチーム式)の加湿器です。
その名の通り、水を加熱し、加熱によって出た水蒸気で加湿をします。水を沸騰させることにより、菌の繁殖をおさえたり死滅させるため、衛生的という点がメリットです。しかし、加熱するために電力が必要な分、電気代は超音波式や気化式よりも高めです。
また、吹き出し口が熱くなるので、特に赤ちゃん、子供がいるご家庭は、吹き出し口を触ってしまわないように注意しないといけません。

広い部屋で、子供がまだ小さい家庭には
気化式(ヒーターレスファン式)

吹き出し口に触れても火傷する恐れがなく、赤ちゃんや小さな子供がいるご家庭でも安心なのが気化式の加湿器です。対応畳数は加熱式と同じく14畳以上にも対応し、広い部屋でも使えます。
このタイプは、加湿器に充填した水をフィルターが吸い取り、そのフィルターに風を当てることで水蒸気を発生させ加湿します。電気代は加熱式よりも低めです。

まとめ

タイプ 超音波式 加熱式 気化式
こんな人におすすめ
  • ・一人暮らしの人
  • ・個人部屋がある家庭
  • ・広いリビングのある家庭
  • ・広いリビングのある家庭
  • ・子供のいる家庭
加湿方法 超音波で振動させ、霧状の水分で加湿する 水を加熱し、沸騰させて放出された蒸気で加湿する 水を含んだフィルターに風を当て、気化させることで加湿する
電気代 比較的安い 比較的高い 比較的安い
値段 数千円~数万円 数千円~数万円 数万円から
対応畳数 狭い(8畳程度まで) 広い(14畳以上も可) 広い(14畳以上も可)

*あくまで一般的な目安で、製品によって異なる場合があります

この他にもハイブリッド式と呼ばれる、温風を使った気化式タイプや、空気清浄機に加湿機能が付いた製品、イオン発生装置を搭載した製品などもあります。
小さな子どもがいるかどうか、使用したい場所の広さ、利用時間など、自身の用途に合わせ、機能や価格などからどの種類にするか選び、効果的に部屋を加湿し快適に過ごしましょう。

家電チャンピオンのワンポイント

部屋の湿度は均一ではありません。特に断熱性があまり高くない部屋だと窓ガラスの周りは温度が低く、結露しがちです。その一方で部屋の真ん中は湿度が低いということもあるのです。自分の周辺を中心に加湿するパーソナルタイプもあるので、状況に応じて選ぶことが大事です。

中村 剛(なかむら つよし)
東京電力エナジーパートナー(株)
リビング事業本部副部長(リビング・デジタルメディア担当)

2002年、テレビ東京系列で放映された人気番組『TVチャンピオン』のスーパー家電通選手権で優勝。
現在は、当社がFacebookとYouTubeで配信する動画マガジン「くらしのラボ」にて暮らしに役立つ動画を配信している。
リンクはこちら→『くらしのラボ』