こだわりMy Style日曜日の家 Vol.018

使うエネルギーと創り出すエネルギーがほぼゼロになる
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)賃貸は、環境を考えながら、快適で家計にもやさしい賃貸住宅。
今回は、そんな今注目のZEH賃貸をご紹介します。

住宅の外に設置された太陽光発電パネルの写真
光熱費ゼロの集合住宅ZEH賃貸に住む
高効率な省エネ設備で住み心地の良さも実現

屋根に太陽光発電システムを設置した、オール電化の重量鉄骨マンション。約1年前に建てられたこの賃貸住宅には、光熱費がほぼゼロになる太陽光発電システムを接続した部屋が4室があります。その1室に住むKさんご夫妻に、住み心地を伺いました。
「不動産会社から光熱費が安くなることは聞いていましたが、この部屋を選んだのは、間取りと立地、オール電化という点に惹かれたからで、ZEH賃貸という点を理由に選んだわけではありませんでした。でも住んでみると、予想以上に良かったんです。」
実際に1年間の光熱費の推移を見てみると、使用した電力は月平均470kWh。無理に節電することもなく、快適に暮らしながら、太陽光の売電効果で電気料金は支払うどころか、約1500円の収入があるという結果になっています。
「今年の夏は、雨や曇りの日が多かったのですが、それでも発電量がゼロの日はなく、電気料金の支払いは少なかったですね。」
ZEH賃貸は、太陽光発電システムでエネルギーを創るだけでなく、使用するエネルギー量も抑える必要があります。そのため、建物自体の断熱性能を向上させ、さらにオール電化仕様やエコキュート、LED照明、高効率のエアコンなどの省エネ設備を導入して、消費電力量を削減しています。
「窓はペアガラスで、高気密・高断熱なので、幹線道路に面して大きな窓があっても、音はまったく気になりません。そういった面でも、省エネだけでなく、部屋自体も居心地がいいんです。」

南側に大きな窓があるKさん宅。ペアガラスの建物なので遮音効果も高い。2LDKの間取りで全室に高効率のエアコンが設置されている。
エネルギーの見える化で節電意識が高まる

「オール電化は以前から気になっていましたので、今の家で試すことができてよかったです。IHもしっかり火力があって満足。キッチンに熱がこもらず快適です。」
割安な夜間の電気を効率的に使ってお湯を沸かす「エコキュート」は、集合住宅ゆえ外観のデザインを損なわないよう、室内に設置されています。
「室内にあっても気になりません。火を使わないから安心感もあります。」

オール電化のキッチンと廊下の納戸に設置されているエコキュート。

ZEH賃貸では、日々の発電量と消費量がひと目でわかるエネルギーモニターも取り付けられています。このようにエネルギーを“見える化”することによって節電意識を持つことができます。

エネルギーモニターで節電意識も高まる。

これからのZEH賃貸 環境を考えた未来

一戸建ての場合、2020年までに新しく建築する住宅の過半数でZEHを実現することが経済産業省から発表されていますが、賃貸住宅はその対象にはなっていません。しかも集合住宅の場合、屋根に設置された太陽光発電システムだけでは全戸の電力をまかなうことが難しいのが現状。しかし、CO2の削減目標をクリアするためには、集合住宅での省エネルギーは欠かせないため、環境省でも補助事業を行っています。賃貸住宅を建てるオーナーも、環境に配慮した住宅をつくり、長く住んでもらいたいという意識に変わってきており、たとえ初期費用や賃料がアップしても、その分光熱費がゼロになるという付加価値が付いたZEH賃貸は、成長が期待できます。今後はZEHであることが、物件選びに優位になるかもしれません。
「今後引越しをすることがあっても同じような物件に住みたいですね。住み較べてしまうと、もう元には戻れません。」とKさんは笑顔で話してくれました。

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